フィードバックや手助けをやめるとき
自分としては「気になる」、「援助したくなる」クライアントさんというのがいる。
ただ、こんな風に感じるクライアントさんのなかにも2パターンあって、
・何らかのフィードバックや手助けが本当に必要な人
・今はフィードバックや手助けをする時期ではない人
今回は後者について書くと、
もうすでにクライアントさんに対して自分のできることはすべてやったと思える状況であることと、
かつ
悩んでいるから手助けしたくなる部分もあるのだけれど、人って悩んだり苦しんだりすることが必要な時期があって、それに該当するときだな、と思えるとき、
がある。
カウンセラーやコーチがいくら適切な言葉でクライアントさんに伝えたとしても、その言葉がクライアントさんには拾えない時期がある。
こういった場合、クライアントさん自身が自分の身の周りで起きている出来事などから何かしらのメッセージを拾えるようになるまで待つ必要がある。
こういったクライアントさんの周りでは、自分が持っている課題についてうまくいかないことがたくさん起こったりしている(と思われる)。
うまくいかないことが立て続けに起こったとき、人はそこから自分の力で解決策を見つけるための行動の必要性に気づくからだ。
僕たちのやることは、「待つ」ことも重要なんだ。